瀬戸内海の多島美から里山の秘湯まで、多様な魅力を持つ広島の温泉。歴史と自然を感じながら心癒される湯めぐりの旅へご案内します。
穏やかな瀬戸内海に面し、豊かな中国山地を抱える広島県は、歴史と自然が息づく魅力あふれる地です。その奥深い魅力の一つが、心と体を癒す「温泉」。海を望む絶景の露天風呂から、静かな山間にひっそりと佇む秘湯、歴史ある町並みに寄り添う湯まで、広島には多様な泉質と個性が光る温泉地が点在しています。
この記事では、広島県を代表する温泉地を厳選し、それぞれの歴史や見どころ、そして周辺の観光スポットまで詳しくご紹介します。春には桜、夏には新緑、秋には紅葉、そして冬には雪見風呂と、四季折々の表情を見せる温泉は、いつ訪れても心に残る体験となるでしょう。一人旅で静かに自分と向き合う時間、大切な人と絶景を分かち合うロマンチックなひととき、あるいは家族みんなで笑顔になれる思い出作り。どんな旅のスタイルにも寄り添う広島の温泉旅で、日常の喧騒を忘れ、深い癒しに包まれてみませんか。美しい風景、歴史の息吹、そして温かい湯が織りなす、広島ならではの湯めぐりの魅力を存分にお伝えします。
広島の癒しを巡る温泉スポット
宮浜温泉:瀬戸内海の多島美を望む絶景の湯
世界遺産・嚴島神社で知られる廿日市市に位置する宮浜温泉は、瀬戸内海国立公園内に広がる風光明媚な温泉地です。遠く宮島を望むその景観から「安芸の宮浜温泉」とも称され、古くから湯治場として地元の人々に親しまれてきました。湧き出る温泉はラドンを含んだ放射能泉で、体の芯から温まる優しい湯として知られています。神経痛やリウマチ、高血圧、動脈硬化症などへの効能が期待できるとも言われ、その癒しの効果は訪れる人々を魅了し続けています。
具体的な見どころ・楽しみ方
- 絶景露天風呂からの多島美
宮浜温泉最大の魅力は、瀬戸内海の多島美を一望できる露天風呂です。特に夕暮れ時には、茜色に染まる空と海、そして点在する島々が織りなすコントラストが息をのむ美しさ。早朝には、朝焼けに染まる神秘的な景色が広がり、心洗われるひとときを過ごせます。温泉施設によっては、インフィニティ風呂のような開放感あふれる浴槽もあり、海と一体になるような非日常体験ができます。 - 嚴島神社観光との組み合わせ
宮浜温泉は、日本三景の一つである嚴島神社へのアクセスが非常に便利です。宮島観光で歴史と文化に触れた後、温泉で旅の疲れを癒すという贅沢なプランが実現できます。世界遺産観光と温泉リゾートを一度に楽しめるのは、宮浜温泉ならではの魅力と言えるでしょう。 - 瀬戸内海の海の幸を堪能
温泉旅館やホテルでは、瀬戸内海で獲れた新鮮な海の幸を存分に味わうことができます。特に冬から春にかけては、広島名産の牡蠣料理が提供され、濃厚な旨味を堪能できます。地元の旬の食材を活かした会席料理は、旅の醍醐味の一つです。 - 温泉街の散策
小さな温泉街には、お土産物店やカフェなどが点在しています。食後に浴衣姿でそぞろ歩きをしたり、宮島の思い出を語り合ったりするのも良いでしょう。素朴ながらも温かい雰囲気が魅力です。
おすすめの時間帯・季節と混雑を避けるコツ
温泉からの景色を楽しむなら、夕暮れ時や早朝の露天風呂が特におすすめです。海が刻々と表情を変える様子は、何度見ても飽きることがありません。季節としては、春と秋は気候が穏やかで観光客も多いですが、夏は海水浴客、冬は牡蠣料理目当ての客で賑わいます。週末や連休は混雑しがちなので、比較的ゆったりと過ごしたい場合は、平日やオフシーズンの訪問を検討すると良いでしょう。
アクセスとおおよその所要時間
- 車の場合:広島市内から山陽自動車道を利用し、廿日市IC経由で約1時間。
- 公共交通機関の場合:JR山陽本線「廿日市駅」または「大野浦駅」からバスで約15分〜20分。宮島口桟橋からもバスが運行しています。
あわせて寄りたい周辺のグルメや立ち寄りスポット
- 嚴島神社:言わずと知れた世界遺産で、海に浮かぶ大鳥居は必見です。フェリーで約10分。
- 大野瀬戸の牡蠣:宮浜温泉周辺は牡蠣の養殖が盛んです。新鮮な牡蠣料理をぜひ味わってみてください。
- もみじ饅頭:広島の定番土産。様々な味や製法のお店を巡るのも楽しいでしょう。
湯坂温泉郷:竹原の里山に抱かれた隠れ湯
「安芸の小京都」として知られる竹原市の奥座敷に位置するのが、湯坂温泉郷です。竹原の歴史ある町並みから車で少し足を延ばした山間に、複数の温泉施設が点在しています。都会の喧騒から離れた静かな環境と、四季折々の里山の風景が魅力で、古くから地元の人々に親しまれてきました。その名の通り、湯の湧く坂の里という素朴な由来が、この地の歴史を物語っています。泉質は主に単純弱放射能泉で、穏やかな湯ざわりが特徴です。静養やリフレッシュに最適な、心安らぐ隠れ湯として知られています。
具体的な見どころ・楽しみ方
- 豊かな自然の中での静養
湯坂温泉郷は、竹林や田畑が広がる日本の原風景の中にあります。春には山桜、夏には深緑、秋には燃えるような紅葉、冬には雪景色と、季節ごとに移り変わる里山の表情を湯船から眺めるのは格別です。鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を傾けながら、心ゆくまでリラックスできるでしょう。 - 複数の施設での湯めぐり
温泉郷内には、それぞれ趣の異なる温泉施設がいくつかあります。日帰り入浴を受け付けている施設も多く、お好みの雰囲気の湯を選んで訪れることができます。施設によっては趣向を凝らした露天風呂や内湯があり、湯めぐりを楽しむのも一興です。 - 竹原町並み保存地区との周遊
湯坂温泉郷を訪れるなら、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている竹原の町並み保存地区との組み合わせがおすすめです。江戸時代から続く歴史的な建造物が立ち並び、タイムスリップしたかのような気分を味わえます。町並み散策で歴史に触れた後、温泉でゆっくりと疲れを癒すという、風情ある旅のスタイルが楽しめます。 - 地元の山の幸を味わう
温泉旅館や周辺の食事処では、竹原で育まれた新鮮な野菜や米、地元の特産品を活かした料理が提供されます。猪鍋や鹿肉などのジビエ料理を味わえる施設もあり、里山の恵みを存分に堪能することができます。
おすすめの時間帯・季節と混雑を避けるコツ
湯坂温泉郷の魅力は、何といっても四季折々の自然美です。新緑が美しい春から初夏、そして燃えるような紅葉が広がる秋は、特に多くの観光客が訪れます。週末は宿泊客で賑わうこともありますが、宮浜温泉などに比べると比較的落ち着いた雰囲気です。混雑を避け、より静かに過ごしたい場合は、平日の訪問をおすすめします。
アクセスとおおよその所要時間
- 車の場合:広島市内から山陽自動車道と国道2号線を経由し、約1時間半。竹原駅からは車で約20分。
- 公共交通機関の場合:JR呉線「竹原駅」からタクシーまたはバスを利用。
あわせて寄りたい周辺のグルメや立ち寄りスポット
- 竹原町並み保存地区:江戸時代からの歴史ある建物が並び、酒蔵や竹工芸の店など風情ある散策が楽しめます。
- 道の駅たけはら:地元の新鮮な野菜や果物、特産品が豊富に揃います。ドライブ途中の立ち寄りにも便利です。
- うさぎの島(大久野島):忠海港からフェリーでアクセスできる、多数のうさぎが生息する島です。動物好きにはたまらないスポット。
鞆の浦温泉:歴史と伝説が息づく港町の湯
福山市に位置する鞆の浦は、万葉集にも詠まれた景勝地であり、古くから「潮待ちの港」として栄えてきました。坂本龍馬ゆかりの地としても知られ、歴史的な町並みと仙酔島などの美しい瀬戸内海の風景が融合した、ノスタルジックな港町です。鞆の浦温泉は、近年開発された温泉ですが、その歴史的な景観の中に溶け込むように佇み、潮の香りと共に湯を楽しむことができます。泉質はラドン含有の単純弱放射能泉で、体の内側からじんわりと温まり、旅の疲れを癒してくれます。
具体的な見どころ・楽しみ方
- 常夜燈や雁木など歴史的な港の風景
鞆の浦のシンボルである「常夜燈」は、江戸時代から船の出入りを照らしてきた歴史ある灯台です。その周辺には、かつて船が停泊した石段「雁木(がんぎ)」が残り、潮の満ち引きによって表情を変えます。これらの歴史的建造物と、港を行き交う漁船、遠くに見える島々が織りなす風景は、絵画のような美しさ。散策しながら写真撮影を楽しむのに最適です。 - 仙酔島への渡船
鞆の浦から渡船で約5分。「仙酔島(せんすいじま)」は、その美しさに仙人も酔いしれたという伝説が残る無人島です。五色の岩、日本で唯一の海水温浴など、手つかずの自然が魅力。島内には遊歩道が整備されており、散策しながら絶景を楽しむことができます。 - 保命酒の試飲・購入
鞆の浦名物の「保命酒(ほうめいしゅ)」は、16種類の生薬を漬け込んだ薬膳酒です。江戸時代から作られており、福山藩の御用酒としても献上されていました。町並みの中にある酒蔵で試飲や購入ができ、お土産にも喜ばれます。 - 温泉施設からの港の眺め
鞆の浦温泉の旅館やホテルからは、穏やかな港の風景を望むことができます。潮風を感じながら湯に浸かり、歴史ある港町の情緒に浸る時間は、特別な癒しを与えてくれるでしょう。特に夕暮れ時の眺めは格別です。
おすすめの時間帯・季節と混雑を避けるコツ
鞆の浦の魅力を満喫するなら、夕暮れ時の常夜燈のライトアップは必見です。港全体が幻想的な雰囲気に包まれ、多くの観光客がカメラを構えます。季節としては、気候が穏やかな春と秋が散策に最適ですが、観光客も多めです。仙酔島への渡船は、潮の満ち引きによって運航時間が変わる場合があるので、事前に確認しておくことをおすすめします。
アクセスとおおよその所要時間
- 車の場合:広島市内から山陽自動車道を経由し、福山東ICから約30分。全体で約1時間半。
- 公共交通機関の場合:JR山陽新幹線「福山駅」から路線バス「鞆の浦」行きで約30分。
あわせて寄りたい周辺のグルメや立ち寄りスポット
- 対潮楼:福禅寺の客殿で、朝鮮通信使が「日東第一形勝(日本で一番美しい景勝地)」と絶賛した絶景を望めます。
- 阿藻珍味(あもちんみ):練り物やお土産品が豊富に揃うお店。揚げたての練り天は絶品です。
- いろは丸展示館:坂本龍馬ゆかりの蒸気船「いろは丸」の引き揚げ品を展示。幕末の歴史に触れることができます。
深入山温泉:大自然に抱かれる秘境の湯
広島県の西部に位置する山県郡安芸太田町。その中国山地の深入山(しんにゅうざん)の麓に湧き出るのが深入山温泉です。国定公園「三段峡」にも近く、手つかずの豊かな自然に囲まれた秘境感あふれる温泉地として知られています。その名前は、深入山の麓という立地から名付けられました。季節ごとに表情を変える大自然の中で、心身ともにリラックスできる環境が最大の魅力です。泉質は単純弱放射能泉で、肌に優しく、体の芯から温まることができます。
具体的な見どころ・楽しみ方
- 三段峡での渓谷美散策
深入山温泉を訪れるなら、国の特別名勝にも指定されている三段峡はぜひ訪れたいスポットです。新緑が眩しい春、清流が涼やかな夏、そして燃えるような紅葉に彩られる秋は特に見事です。変化に富んだ渓谷美を散策することで、心身ともにリフレッシュできるでしょう。温泉と合わせて、大自然のパワーを体いっぱいに感じてください。 - 広大な自然の中でのリラックス
深入山温泉周辺は、標高が高く澄んだ空気と静寂に包まれています。温泉施設によっては、山の景色を望む露天風呂や、広々とした内湯があり、日頃の疲れを忘れさせてくれることでしょう。都会の喧騒から離れて、ただひたすらに自然の音に耳を傾ける時間は、何物にも代えがたい贅沢です。 - 日帰り入浴や宿泊で山の恵みを堪能
深入山温泉には、日帰り入浴が可能な施設や、宿泊してゆっくりと過ごせる温泉旅館があります。施設では、地元で採れた新鮮な山菜やキノコ、また猪肉などのジビエ料理といった、豊かな山の恵みを活かした料理を提供しているところも多く、ここでしか味わえない旬の味覚を堪能できます。 - 冬季はスキーなどのアクティビティも
深入山は、冬季になるとスキー場として賑わいます。スキーやスノーボードなどのウィンタースポーツを楽しんだ後、冷えた体を温泉で温めるという贅沢な過ごし方もできます。雪見風呂もまた、この時期ならではの特別な体験となるでしょう。
おすすめの時間帯・季節と混雑を避けるコツ
三段峡での渓谷美を堪能するなら、春の新緑や秋の紅葉シーズンが特に魅力的です。この時期は観光客も多いため、三段峡を散策するなら、早朝に訪れると比較的空いていて、より静かに自然を満喫できます。冬は雪景色が美しいですが、積雪による道路状況には注意が必要です。事前の情報収集をおすすめします。
アクセスとおおよその所要時間
- 車の場合:広島市内から中国自動車道「戸河内IC」を経由し、約1時間半。
- 公共交通機関の場合:JR可部線「可部駅」からバス。または広島バスセンターから三段峡行きの高速バスを利用。
あわせて寄りたい周辺のグルメや立ち寄りスポット
- 三段峡(国定公園):日本の秘境の一つに数えられ、全長約16kmの渓谷美を楽しめます。
- 深入山グリーンシャワーの森:深入山の広大な自然の中で、ハイキングや森林浴が楽しめます。
- 安芸太田町の特産品:道の駅や直売所では、山菜やキノコ、地元野菜のほか、特産品であるジビエ関連の商品も購入できます。
音戸温泉:歴史が息づく音戸の瀬戸を望む湯
呉市音戸町に位置する音戸温泉は、平清盛が夕日を招き返したという伝説が残る「音戸の瀬戸」にほど近い温泉地です。歴史ロマンが漂うこの地は、古くから海上交通の要衝として栄え、現在も多くの船が行き交う姿を眺めることができます。瀬戸内海の穏やかな海の景色が最大の魅力で、温泉施設からはその雄大なパノラマを望むことができます。泉質は主に単純弱放射能泉で、体が温まりやすく、日頃の疲れを優しく癒してくれる湯として親しまれています。
具体的な見どころ・楽しみ方
- 音戸の瀬戸の絶景
音戸温泉の周辺は、平清盛がわずか一日で開削したと伝えられる「音戸の瀬戸」が広がり、その両岸を結ぶ「音戸大橋」と「第二音戸大橋」が架かっています。温泉施設からは、この雄大な橋と、ひっきりなしに船が行き交う瀬戸の光景を一望できます。特に夕暮れ時は、空と海が茜色に染まり、橋がライトアップされる幻想的な景色が楽しめます。 - 音戸の瀬戸公園での散策
音戸の瀬戸を見下ろす高台にある「音戸の瀬戸公園」は、ツツジや桜の名所として知られています。春には約8,300本のツツジが咲き誇り、公園全体が鮮やかなピンク色に染まります。園内には平清盛の伝説にちなんだ「日招きの像」などもあり、歴史を感じながら散策を楽しむことができます。 - 海の幸を活かした料理
瀬戸内海に面した音戸温泉では、新鮮な海の幸をふんだんに使った料理を堪能できます。特にタイやタコなど、瀬戸内海で獲れる魚介類は絶品。温泉旅館や周辺の食事処では、その土地ならではの旬の味覚を活かした会席料理や定食が楽しめ、旅の思い出に彩りを添えてくれます。 - 歴史ある音戸の町並み散策
温泉地周辺には、レトロな雰囲気の音戸の町並みが広がっています。細い路地を歩けば、昔ながらの家並みや商店が並び、どこか懐かしい風景に出会えます。地元の人々の暮らしに触れながら、ゆっくりと散策するのも良いでしょう。
おすすめの時間帯・季節と混雑を避けるコツ
音戸の瀬戸の景観を楽しむなら、春のツツジや桜の時期は特に美しく、多くの花見客で賑わいます。また、夕暮れ時には橋や海がライトアップされ、ロマンチックな雰囲気に包まれるためおすすめです。天気の良い日中も、船が行き交う活気ある瀬戸の様子を眺めることができます。特に混雑が気になる場合は、平日の午前中などを狙うと比較的ゆったりと過ごせるでしょう。
アクセスとおおよその所要時間
- 車の場合:広島市内から呉市を経由し、約1時間。
- 公共交通機関の場合:JR呉線「呉駅」から路線バスで「音戸の瀬戸公園」方面へ約30分。
あわせて寄りたい周辺のグルメや立ち寄りスポット
- 大和ミュージアム(呉市):日本の造船技術や歴史、戦艦大和に関する貴重な資料が展示されています。
- 海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館):実物の潜水艦が展示されており、海上自衛隊の歴史や潜水艦の内部を見学できます。
- 呉の屋台:呉市中心部には、昔ながらの屋台が並び、お酒とともに地元グルメを楽しめます。
広島満喫!瀬戸内湯めぐりモデルプラン
世界遺産と絶景の湯を堪能する1日
広島のシンボルである嚴島神社観光と、瀬戸内の絶景を望む宮浜温泉を組み合わせた、充実の日帰りプランです。
- 8:30 広島駅出発:JR山陽本線で宮島口駅へ(約30分)
- 9:00 宮島口到着:フェリーで世界遺産・宮島へ(約10分)
- 9:30 嚴島神社参拝と宮島散策:海に浮かぶ大鳥居や社殿を巡り、歴史ある町家通りで食べ歩きも楽しみましょう。揚げもみじや牡蠣などがおすすめです。(3〜4時間)
- 13:00 宮島で昼食:名物の穴子飯や新鮮な牡蠣料理を堪能。
- 14:30 フェリーで宮島口へ:バスに乗り換え、宮浜温泉へ向かいます。(約15分)
- 15:00 宮浜温泉到着:瀬戸内の多島美を一望できる絶景露天風呂で、心ゆくまでリラックス。日帰り入浴プランを利用しましょう。(2時間)
- 17:30 温泉地出発:バスでJR廿日市駅へ向かい、JR山陽本線で広島駅へ。
- 18:30 広島駅到着:感動と癒しに満ちた旅の終わり。
歴史と里山の癒しを巡る1日
「安芸の小京都」竹原の町並み散策と、静かな山間に佇む湯坂温泉郷で心安らぐ日帰りプランです。
- 9:00 広島駅出発:JR呉線快速「安芸路ライナー」で竹原駅へ(約1時間半)
- 10:30 竹原駅到着:駅から徒歩圏内にある竹原町並み保存地区を散策。江戸時代から続く歴史的な建物を巡り、酒蔵や竹細工の店を覗いてみましょう。(2〜3時間)
- 13:00 竹原で昼食:町並みの中にある食事処で、地元の食材を使った料理を味わいます。
- 14:30 タクシーまたはレンタカーで湯坂温泉郷へ:竹原の町並みから車で約20分、里山の風景を楽しみながら移動します。
- 15:00 湯坂温泉郷到着:複数の施設の中からお好みの温泉を選び、静かな里山の湯で心身を癒しましょう。日帰り入浴が可能です。(2時間)
- 17:30 温泉地出発:竹原駅へ戻り、JR呉線で広島駅へ。
- 19:00 広島駅到着:歴史と自然の恵みを満喫した1日が終わります。
広島温泉旅のヒント
服装・持ち物
広島の温泉地は、海沿いから山間まで様々です。季節や訪れる場所によって服装を調整しましょう。基本的には、温泉でリラックスできる着替えや、温泉地によってはタオルを持参すると便利です(多くの施設で貸し出しも行っています)。周辺散策や観光を兼ねる場合は、歩きやすい靴は必須です。特に山間部の温泉地を訪れる際は、夏でも朝晩は冷え込むことがあるため、羽織るものがあると安心です。冬季は防寒対策をしっかりと行い、雪が降る可能性のある地域では滑りにくい靴を準備しましょう。
ベストシーズン
- 春(3月〜5月):桜や新緑が美しく、気候も穏やかなため、観光と温泉を両方楽しむのに最適な季節です。特に音戸の瀬戸公園のツツジや桜は見事です。
- 夏(6月〜8月):瀬戸内海の穏やかな海水浴やアウトドアアクティビティと合わせて温泉を楽しむことができます。涼を求めて山間の温泉地を訪れるのも良いでしょう。
- 秋(9月〜11月):紅葉が美しく、温泉が恋しくなる季節です。三段峡や深入山温泉周辺は、特に見事な紅葉が楽しめます。
- 冬(12月〜2月):澄んだ空気の中で、牡蠣などの海の幸を堪能しつつ、温かい温泉に浸かるのは格別です。山間部の温泉地では、雪見風呂も楽しめますが、積雪に注意が必要です。
雨の日の代替案
せっかくの温泉旅行で雨が降ってしまっても、広島には楽しめるスポットがたくさんあります。
- 美術館・博物館巡り:呉市にある「大和ミュージアム」や「海上自衛隊呉史料館(てつのくじら館)」は屋内施設なので、雨の日でもゆっくり見学できます。広島市内には「広島平和記念資料館」や「広島県立美術館」などもあります。
- 歴史的町並み散策の屋内施設見学:竹原の町並み保存地区や鞆の浦には、酒蔵や資料館など、屋内で見学できる施設が点在しています。雨宿りをしながら、歴史や文化に触れることができます。
- 広島市内のショッピングやグルメ:広島市内へ足を延ばせば、デパートや地下街でショッピングを楽しんだり、お好み焼きなどの広島グルメを味わったりと、雨の日でも十分に満喫できます。
よくある質問
Q. 広島の温泉は日帰りでも楽しめますか?
A. はい、広島県内の多くの温泉施設では、日帰り入浴を受け付けています。観光と組み合わせて気軽に立ち寄ることができるのが魅力です。特に宮浜温泉や湯坂温泉郷、音戸温泉などでは、美しい景色を望む露天風呂や趣のある内湯を日帰りで利用できるプランが充実している施設も多いので、事前に調べて訪れることをおすすめします。
Q. 広島の温泉の泉質はどのようなものが多いですか?
A. 広島県の温泉は、ラドンを含んだ「放射能泉」が多いのが大きな特徴です。放射能泉は、神経痛、リウマチ、高血圧、動脈硬化症などに良いとされ、温浴効果が高く、体の芯からじんわりと温まることができます。その他、単純温泉なども見られますが、特に放射能泉の効能に期待して訪れる方も少なくありません。
Q. 広島市から比較的アクセスしやすい温泉はどこですか?
A. 広島市内からのアクセスを考えると、西方面の宮浜温泉(廿日市市)や、東方面の音戸温泉(呉市)が比較的便利です。いずれも車で1時間から1時間半程度でアクセスでき、公共交通機関(JRとバス)でのアクセスも可能です。日帰りでの利用を検討する際にも、これらの温泉地は移動時間の負担が少なくおすすめです。
Q. 家族連れにおすすめの温泉地はありますか?
A. 宮浜温泉は、宮島観光と合わせて楽しめるため、家族連れにも人気の温泉地です。広々とした露天風呂や、家族風呂を備えた施設も多く、子供から大人までゆったりと温泉を満喫できるでしょう。また、深入山温泉周辺では、三段峡での自然散策などアウトドアアクティビティも楽しめるため、アクティブな家族旅行を計画されている方にもおすすめです。
まとめ
広島県は、穏やかな瀬戸内海と豊かな中国山地に育まれた、多様な温泉の魅力を持つ土地です。世界遺産・嚴島神社に寄り添う宮浜温泉の絶景、竹原の歴史ある町並みからすぐの里山に佇む湯坂温泉郷、潮待ちの港・鞆の浦の情緒あふれる温泉、そして三段峡の壮大な自然に包まれる深入山温泉、歴史ロマン漂う音戸の瀬戸を望む音戸温泉など、それぞれの地が持つ個性豊かな湯と景色が、訪れる人々の心と体を深く癒してくれます。
四季折々の美しい風景の中で、歴史の息吹に触れ、地元の旬の味覚を堪能し、そして何よりも温かい湯に浸かる。広島の温泉旅は、あなたの旅の目的に合わせて、様々な感動と癒しを提供してくれることでしょう。忙しい日常から離れて、心ゆくまでリラックスできる広島の温泉で、忘れられない思い出を作ってみませんか。次の旅はぜひ、広島の湯めぐり紀行を計画してみてください。