日本屈指の渓谷美からぶどう畑が広がる丘陵地、高密度の絶景露天風呂や標高1900mの高原テラスまで、山梨の開放感あふれるドライブスポットを巡る旅をご案内します。
四方を豊かな山々に囲まれた山梨県は、車を走らせるたびにクルマの窓越しに広がる風景が表情を変える、ドライブ旅に絶好のエリアです。富士山を背景にした雄大な景観はもちろんのこと、甲府盆地を見下ろす爽快な高台道路や、清流が削り出した深い渓谷、四季折々の果樹園が織りなすパッチワークのような田園風景など、車だからこそアクセスしやすい魅力的なスポットが点在しています。
本記事では、全国の観光情報をお届けする「旅ごよみ」編集部が、山梨の自然美と食文化を存分に堪能できるドライブ旅をご提案します。車ならではの機動力を活かして訪れたい絶景名所から、旅の途中に立ち寄りたいグルメ・リフレッシュスポットまで、詳しくご紹介します。ドライブの計画作りにぜひお役立てください。
昇仙峡(甲府市)
甲府市の北部に位置する「昇仙峡(しょうせんきょう)」は、「日本一の渓谷美」とも称される山梨県を代表する景勝地です。荒川の上流に位置し、長い年月をかけて削られた巨岩や奇岩、雄大な滝が連続する長さ約4kmの渓谷で、国の特別名勝にも指定されています。四季折々の自然と岩石美が織りなすダイナミックな景観は、車を降りて散策する価値にあふれています。
昇仙峡の歴史は、江戸時代後期の文化年間(1800年代初頭)に遡ります。かつては立ち入ることすら困難な険しい切り立った断崖でしたが、御岳開山に関わった技術者や地元住民の長田円右衛門らの手によって新道が開削されました。これにより参拝客や物資の往来が可能になり、やがてその類まれな景観が全国に知れわたるようになりました。巨大な花崗岩の主峰「覚円峰(かくえんぼう)」をはじめとする巨岩の名は、かつてこの地で修行を行った修験者や僧侶の伝承に由来しています。
渓谷沿いには複数の駐車場が整備されており、ドライブの途中で車を止めて見どころを巡るのに便利です。車で渓谷の深部までアクセスし、そこから徒歩で渓流沿いの遊歩道を歩けば、マイナスイオンを全身に浴びながら迫力ある景観を楽しめます。
具体的に楽しめるポイントと見どころ
- 仙娥滝(せんがたき)の迫力あふれる眺め:落差約30mを誇る仙娥滝は、激しい水しぶきを上げる昇仙峡屈指の景勝ポイントです。「仙娥」とは中国神話の月に行き女神となった仙女のことで、その名にふさわしい神秘的な美しさを持っています。遊歩道から間近に観賞でき、写真撮影のスポットとしても絶大です。所要時間は見学と移動で約30分です。
- 主峰・覚円峰を仰ぎ見る絶景:水面から約180mの高さに直立する覚円峰は、澤庵禅師の弟子である覚円がその頂上で修行したという言い伝えが残る巨岩です。新緑や紅葉の時期には、白い岩肌と色鮮やかな植物の対比が実に見事です。
- 昇仙峡ロープウェイからのパノラマビュー:渓谷奥からロープウェイに乗ると、山頂のパノラマ台からは甲府盆地や富士山、南アルプスの山々を一望できます。天候が良ければ遠く遠方まで見渡せる解放感が味わえます。所要時間は往復と散策で約40分です。
- 石門(いしもん)の不思議な造形美:巨大な花崗岩が自然のアーチを形作った石門は、先端がわずかに離れており絶妙なバランスで保たれています。潜り抜ける際の迫力と、自然が造り出した造形美に驚かされます。
おすすめの時間帯・季節と混雑回避のコツ
昇仙峡が最も賑わいを見せるのは、例年10月下旬から11月中旬にかけての紅葉シーズンです。赤や黄に染まる木々と白い岩肌のコントラストは圧巻ですが、休日には周辺道路が混雑します。混雑を避けるには、朝8時半から9時頃の早い時間帯に現地に到着するのがおすすめです。また、新緑が眩しい5月〜6月も爽やかな風が吹き抜け、比較的穏やかにドライブと散策を楽しめる隠れたベストシーズンです。
アクセスとおおよその所要時間
中央自動車道「甲府昭和IC」から車で約40分〜50分。または「双葉スマートIC」から約35分です。渓谷内には「天神森」「市営無料駐車場」「滝上エリア」などに駐車場が用意されています。全体の散策時間を考慮すると、滞在時間は1時間半〜2時間半ほど見込んでおくと余裕を持って楽しめます。
あわせて寄りたい周辺グルメ・立ち寄りスポット
昇仙峡周辺では、山梨名物の「ほうとう」を提供するお食事処や、名水仕込みの蕎麦が味わえる小料理店が立ち並んでいます。また、甲府市街地方面へ車で20分ほど戻ると、武田信玄公を祀る「武田神社」があり、歴史好きには欠かせないドライブの立ち寄りルートとなります。
勝沼ぶどう郷(甲州市)
甲府盆地の東端、勝沼(かつぬま)エリアは、一面に広がる葡萄畑とワイナリーが点在する日本屈指のワイン産地です。緩やかな傾斜地に広がる棚栽培の葡萄畑の合間を縫うように走るドライブコースは、まるで異国のカントリーロードを走っているかのような独特の情緒を感じさせてくれます。
勝沼におけるぶどう栽培の歴史は非常に古く、奈良時代の養老2年(718年)に行基菩薩が夢告により葡萄を持った薬師如来を感得し、大善寺(ぶどう寺)を開創したことに始まると伝えられています。また江戸時代には甲州葡萄として江戸の街でも珍重されました。明治時代に入ると、高野正誠と土屋龍憲の2人の青年がフランスへ派遣され、本格的な西洋式ワイン醸造技術を日本に持ち帰りました。これが現在の日本ワイン産業の第一歩となり、勝沼はその中心地として発展を遂げました。
高台を走る「フルーツライン」などの広域農道からは、眼下に広がる甲府盆地と、その向こうにそびえる南アルプスの連峰を一望できます。果実の香りが漂う風を感じながらのドライブは、心身ともに癒される豊かな時間を提供してくれます。
具体的に楽しめるポイントと見どころ
- フルーツラインからの大パノラマ:勝沼の丘陵地帯を南北に結ぶ「フルーツライン」は、車窓からの見晴らしが抜群の絶景ドライブコースです。果樹園越しに甲府盆地を見下ろす開放感あふれる走行が楽しめます。
- 歴史的建造物とワイナリー見学:勝沼エリアには数多くのワイナリーが集集しています。明治〜大正期のレンガ造りの醸造所や歴史ある蔵元が点在し、ワインの歴史を学んだり、醸造設備の雰囲気を外観から楽しんだりできます。(※ドライバーの方の試飲は厳禁です。お土産用にボトルを購入するのがおすすめです)。所要時間は見学とショッピングで約40分です。
- ぶどう狩り体験(旬の時期):夏から秋にかけては、各農園で葡萄狩り体験が楽しめます。巨峰やシャインマスカット、甲州など多様な品種がたわわに実る頭上の棚から、自分の手で収穫する体験は格別です。所要時間は約30分〜45分です。
- ぶどうの丘からの展望:勝沼の小高い丘の上に位置する複合施設周辺からは、360度近い角度で甲州市一帯を見渡せます。夕刻には盆地に沈む夕日と夕焼け空が美しい絵画のような景色を描き出します。
おすすめの時間帯・季節と混雑回避のコツ
果実が成熟し収穫期を迎える8月下旬から10月にかけてが最も活気にあふれる季節です。特に週末はぶどう狩り観光の車が増えるため、午前9時頃までに現地に入るか、遅めの午後に散策するのがスムーズです。また、4月中旬から5月にかけては葡萄の若葉が一斉に吹き出し、緑豊かな爽快な景色が広がるため、新緑ドライブとしても最適です。
アクセスとおおよその所要時間
中央自動車道「勝沼IC」から車で約5分〜10分とアクセスは非常に良好です。勝沼ICを降りてすぐから葡萄畑の風景が広がります。ワイナリー巡りや果樹園散策、景勝地での撮影などを含め、滞在時間は1時間半〜2時間程度が目安です。
あわせて寄りたい周辺グルメ・立ち寄りスポット
勝沼周辺では、地元産の野菜や特産品を使った洋食レストランや、葡萄の葉や果汁をアクセントに使ったスイーツを提供するカフェが人気です。また、歴史ある寺院「大善寺」へ足を運ぶと、薬師堂(国宝)や美しい庭園を鑑賞でき、勝沼の歴史の深さに触れることができます。
ほったらかし温泉(山梨市)
山梨市矢坪の山頂近く、標高約700mの高台に位置する「ほったらかし温泉」は、その圧倒的な眺望と開放感で全国のドライブ好き・温泉好きから絶大な人気を集める日帰り温泉スポットです。眼下には甲府盆地が広がり、その中央奥には日本一の標高を誇る富士山がそびえ立つ、まさに絶景のパノラマを満喫できます。
「ほったらかし温泉」というユニークな名前は、元々この場所にあった老人福祉施設向けのアプローチから始まります。施設閉鎖後、敷地内に湧き出た温泉を「サービスも何もない、勝手に楽しんでいただく場所」として素朴にオープンさせたことに由来しています。過度な装飾や豪華な建物を作らず、自然のままの山の空気と絶景を大切にした温かい風情が評判を呼び、現在では山梨ドライブの目的地として欠かせない存在となりました。
敷地内には「あっちの湯」と「こっちの湯」という2つの独立した浴場があり、それぞれに木造りや石造りの露天風呂が設けられています。頭上に遮るものが一切ないオープンエアな露天風呂に浸かりながら、季節や時間ごとに移り変わる甲府盆地の景色を眺める時間は、日常の喧騒を完全に忘れさせてくれます。
具体的に楽しめるポイントと見どころ
- 富士山と甲府盆地を一望する大露天風呂:湯船から立ち上る湯けむりの向こうに、雄大な富士山がそびえ立ちます。遮蔽物が少ないため、全身で風を感じながらどこまでも広がる天空の開放感を堪能できます。お風呂の所要時間は約45分〜1時間です。
- 日の出前から営業する早朝入浴:ほったらかし温泉の最大の魅力の一つが、日の出の1時間前にオープンする早朝営業です。じわじわと東の空が朝焼けに染まり、富士山のシルエットが浮かび上がる瞬間を温泉に浸かりながら迎える体験は極上です。
- 甲府盆地の美しき夜景:夕暮れから夜にかけては、甲府盆地の街の明かりが一斉に点灯し、「新日本三大夜景」にも選ばれた山梨市周辺の美しい夜景が目の前に広がります。キラキラと輝く街の灯りと夜空の星々を同時に楽しめます。
- 名物グルメ「温玉あげ」の味覚:入浴後に名物の「温玉あげ」を食べるのも楽しみの一つです。サクサクの衣の中にトロリとした半熟卵が入っており、ほどよい塩気が火照った身体に心地よく染みわたります。
おすすめの時間帯・季節と混雑回避のコツ
最もおすすめの時間帯は、空の色が劇的に変化する「日の出前の早朝」および「夕暮れから夜間」です。日中の時間帯(特に土日祝日の11時〜15時頃)はドライブ客で駐車場や脱衣所が非常に混雑するため、朝一番を狙うか、日帰りドライブの締めくくりとして夕方以降に立ち寄るのが混雑を回避するコツです。空気が澄み渡る秋から冬にかけては、富士山や夜景がより鮮明に見えます。
アクセスとおおよその所要時間
中央自動車道「勝沼IC」または「一宮御坂IC」から車で約25分〜30分です。山梨市街地から山道を上っていくワインディングロードはドライブコースとしても爽快です。入浴と休憩を含めて1時間半ほどの滞在時間が標準的です。
あわせて寄りたい周辺グルメ・立ち寄りスポット
ほったらかし温泉のすぐ下には、広大な敷地を誇る「山梨県笛吹川フルーツ公園」が広がっています。果樹園や大型遊具、ガラスドームの温室などがあり、散策やドライブ途中の休憩にぴったりです。また、園内のカフェでは季節のフルーツをふんだんに使ったパフェを味わうことができます。
清里テラス(北杜市)
山梨県北西部に位置する北杜市清里(きよさと)は、八ヶ岳の南麓に広がる爽やかな高原リゾート地です。その清里エリアで屈指の人気を誇る絶景ドライブ目的地が、スキー場「サンメドウズ清里」のハイシーズン以外に営業される「清里テラス」です。標高1900mの山頂に位置し、爽快なリフトに乗って訪れるこの場所からは、八ヶ岳の豊かな自然と、遠く富士山や野辺山高原までを見渡す格別の景色が広がります。
清里エリアは、昭和初期に保全・拓殖指導者であるポール・ラッシュ博士らが開拓を行った歴史を持ち、戦後の開拓事業を経てキープ協会を中心に酪農や観光の町として発展してきました。標高が高いため夏でも非常に涼しく、かつてから避暑地として愛されてきましたが、近年では山頂の傾斜を利用した「清里テラス」が開設され、若者からファミリーまで幅広い世代が訪れるモダンな絶景スポットへと進化を遂げました。
麓の駐車場からパノラマリフトに乗り込み、約10分間の空中散歩を楽しみながら山頂へと向かいます。山頂に到着すると、青空と緑の山々をバックに特別デザインされた大きなソファやデッキが整備されており、まるで雲の上に浮かんでいるかのような非日常感を味わうことができます。
具体的に楽しめるポイントと見どころ
- 標高1900mからのプレミアムパノラマ:山頂デッキからは、目の前に広がる富士山や富士裾野、南アルプスの雄大な山並みを一望できます。天候が恵まれれば雲海が発生することもあり、幻想的な光景に出会えます。所要時間は山頂滞在で約40分〜1時間です。
- 爽快な空中散歩(パノラマリフト):麓から山頂までを結ぶリフトからは、季節ごとに移り変わる八ヶ岳の樹林帯や高山植物を眼下に眺めることができます。心地よい高原の風を受けながらの移動自体がアクティビティです。
- 山頂カフェの限定スイーツ・ドリンク:山頂のカフェでは、清里高原の新鮮な生乳を使用したジェラートやスカッシュ、温かいコーヒーなどが販売されています。絶景を眺めながら味わうカフェタイムは至福のひとときです。
- 特製大きなソファで寛ぐ時間:デッキに配置された大型のラウンドソファに腰掛け、のんびりと空と山を眺めることができます。リフレッシュするのに最適な空間デザインが施されています。
おすすめの時間帯・季節と混雑回避のコツ
営業期間は例年4月下旬から11月中旬頃までとなっています。特に7月〜8月の避暑シーズンや、10月の紅葉シーズンは非常に人気を集めます。山間部は午後になると雲が出やすいため、すっきりとした快晴の景色を狙うなら、営業開始直後の「午前中早い時間帯」に訪れるのが最もおすすめです。また、休日はリフト券売り場が混雑するため、事前予約券を活用するなどの工夫が有効です。
アクセスとおおよその所要時間
中央自動車道「長坂IC」または「須玉IC」から車で約20分〜30分です。八ヶ岳高原ラインなどの快適なワインディングロードを経由するため、ドライブ自体が非常に快適です。駐車場からリフト乗り継ぎ、山頂での散策を含め、滞在時間は1時間半〜2時間程度を見込んでおきましょう。
あわせて寄りたい周辺グルメ・立ち寄りスポット
清里周辺には、伝統ある「萌木の村」や「清泉寮」が点在しています。清泉寮の名物である濃密なソフトクリームを味わったり、萌木の村のクラフトショップや地ビールレストラン「ロック」でボリューム満点のカレーを楽しんだりするのが定番のドライブコースです。
甲府盆地・八ヶ岳周遊モデルプラン
山梨の絶景、美食、温泉を車で効率よく巡る、日帰り〜1泊2日で活用できるおすすめのドライブモデルプランをご紹介します。中央自動車道からのアクセスを考慮したスムーズなルート設定です。
- 08:30 【出発】中央自動車道・勝沼ICを出発
高速道路を降りたら、まずは勝沼のぶどう畑が広がる「フルーツライン」へ。朝の静かな果樹園風景の中を軽快にドライブします。 - 09:00〜10:15 【勝沼エリア散策】
ぶどう畑の美しい景観を写真に収め、ワイナリーでお土産のワインを吟味。(※移動時間:勝沼から山梨市・ほったらかし温泉まで車で約25分) - 10:40〜12:00 【ほったらかし温泉&フルーツ公園】
高台からの富士山と盆地の景色を堪能。温泉でさっぱり汗を流し、名物の「温玉あげ」を味わいます。(※移動時間:山梨市から甲府・昇仙峡まで車で約45分) - 12:45〜14:45 【昇仙峡散策&名物ランチ】
昇仙峡の滝上エリアに車を止め、ほうとうや蕎麦のランチ。食後は仙娥滝や覚円峰のダイナミックな渓谷美をめぐる散策を楽しみます。(※移動時間:昇仙峡から北杜市・清里テラスまで車で約50分) - 15:35〜17:00 【清里テラスでカフェタイム】
八ヶ岳高原ラインを走り清里へ。パノラマリフトで標高1900mの山頂へ登り、澄んだ高原の空気と絶景の中で爽やかなカフェタイムを過ごします。 - 17:30 【帰路】長坂ICまたは須玉ICから中央自動車道へ
夕暮れの八ヶ岳をバックに、充実した山梨ドライブ旅を締めくくります。
山梨ドライブの旅のヒント
山梨県でのドライブ旅をより快適かつ安全に楽しむために、事前に知っておきたい実用的なアドバイスをまとめました。
服装と持ち物のポイント
山梨県は甲府盆地と八ヶ岳・清里などの高原地帯で標高差が大きく、気温差が非常に激しいのが特徴です。特に清里エリアや昇仙峡の山頂付近は、甲府市街地よりも5℃〜10℃ほど気温が低くなることがあります。夏場であっても羽織れる薄手のジャケットやカーディガンを車内に用意しておくと安心です。また、渓谷や展望台では歩く距離が増えるため、歩きやすいスニーカーや履き慣れた靴で出かけましょう。
車でお出かけの際の注意点とベストシーズン
秋(10月中旬〜11月下旬)の紅葉シーズンや、ゴールデンウィーク・夏休みの行楽期は、中央自動車道(特に小仏トンネル周辺)で夕方以降に強い上り線の渋滞が発生しやすくなります。帰路につく時間を早めるか、余裕を持ったスケジュールを組むことが大切です。また、冬場(12月〜3月)に北杜市や山間部をドライブする場合は、路面凍結や積雪の可能性があるため、スタッドレスタイヤの装着が必須となります。
雨の日の代替ドライブスポット
万が一、旅行当日に雨が降ってしまった場合でも山梨ドライブは楽しめます。勝沼エリアにある地下ワインカーヴ(貯蔵庫)の見学施設や、甲府市内の博物館・美術館、温水プールや屋根付き施設が充実した道の駅(道の駅富士川や道の駅はくしゅう等)などをルートに組み込むと、雨天でも快適な時間を過ごせます。
よくある質問
Q. 自家用車ではなくレンタカーを利用する場合、どこの駅で借りるのが便利ですか?A. JR中央本線の「甲府駅」または「勝沼ぶどう郷駅」「小淵沢駅」周辺にレンタカー店舗が揃っています。都心部から特急「あずさ」「かいじ」を利用して甲府駅まで移動し、駅前でレンタカーを借りて周遊ドライブを出発させるルートは、高速道路の渋滞を回避できるため非常にスマートでおすすめです。
Q. ぶどうや桃などの果物狩りは予約が必要ですか?A. 勝沼や一宮御坂エリアの農園では、当日飛び込みで利用できる場所も多く存在しますが、人気の品種(シャインマスカットなど)や週末のハイシーズンは混雑して待ち時間が発生することがあります。お目当ての果樹園がある場合は、事前予約をしておくか、当日の朝一番に訪問するのが確実です。
Q. ほったらかし温泉はシャンプーやタオルの備え付けがありますか?A. 浴室にはリンスインシャンプーとボディソープが常備されています。タオル類は有料での販売(オリジナルイラスト入りフェイスタオル等)やバスタオルの販売があるため、手ぶらで訪れても問題ありません。マイタオルを持参するとよりスムーズに入浴できます。
Q. 昇仙峡の遊歩道は車椅子やベビーカーでも散策できますか?A. 昇仙峡の一部のエリア(滝上エリアから仙娥滝周辺など)は舗装されていますが、階段や急な傾斜、未舗装の岩道が含まれる区間が多いため、全コースを車椅子やベビーカーで通行するのは難しい場合があります。車椅子やベビーカーをご利用の際は、平坦な滝上周辺の舗装路を中心に散策されることをおすすめします。
まとめ
山梨県は、豊かな自然が作り出したダイナミックな渓谷美から、歴史あるぶどう畑の田園風景、空と一体になる高台の温泉や標高1900mの高原絶景まで、車で巡るからこそ実感できる魅力に満ちあふれています。
四季折々に表情を変える山並みを眺めながら爽快な道路を走り、地元の豊かな食材や温かい温泉に触れるドライブ旅は、日々の忙しさを忘れさせ、心身を深くリフレッシュさせてくれるはずです。ぜひ本記事を参考に、お気に入りのルートと目的地を詰め込んだ、あなただけの素敵な山梨ドライブに出かけてみてください。